「駅の宿ひらふ」は、日本で唯一の営業している駅の駅舎が民宿になっている宿です。夕食は、営業している駅のホームでバーベキューを食べることができ、夕食の時間には列車が停車し、列車の停車や出発を眺めながら食べられます。このパートでは、食事について紹介します。
夕食は、18時半までに到着すれば食べることができます。何といっても、ここでしか食べることのできない、現役の駅のホームでのバーベキューです。
夕食の準備ができると宿主に呼ばれます。バーベキューの台は、ドラム缶を半分に切ったもので、なかなかワイルドです。
バーベキューは、魚介類は、エビ・ホタテ・ホッケで、お肉は、ソーセージ・羊のラムで、野菜は、じゃがいも・たまねぎ・ピーマン・なすです。
そのほかに、焼きおにぎりと、季節のデザートの、いちごとキウイフルーツがつきます。
せっかく北海道にいるので、宿で販売している、サッポロのクラッシック缶でも飲みながら、具材を焼くとしましょう。
具材を焼き始める頃に、18時5分到着の、下りの普通列車の、2953D 小樽行きが、H100形デクモの、1両編成で、入線してきました。
日も暮れて、具材が焼けてきて、バーベキューらしくなってきました。
その頃、18時37分到着の、上りの普通列車の、2954D 長万部行きが、H100形デクモの、1両編成で、入線してきました。乗降客もなく、私の食事を気に留める人もなく、長万部行きが発車しました。
函館本線のこの区間は、列車の本数の少ないスーパーローカル駅です。しかし、一日一本のみ札幌直通の快速 ニセコライナーは、電車と協調運転ができる、設計最高速度が130㎞/hのキハ201系3両編成です。
このニセコライナーは蘭越始発ですが、比羅夫から先の駅には、この列車の乗務員を宿泊させる設備のある駅がありません。なので、倶知安駅から蘭越駅まで送りこみの回送列車が、早朝に比羅夫駅を通過します。駅の宿ひらふに宿泊すると、この回送列車の通過シーンを、直前まで部屋で待ってから見ることができます。この列車は早朝の5時48分に比羅夫駅を通過します。回送列車を撮影したものの、カメラの調子が悪くて見るに堪えがたい映像になって、お蔵入りしました。
この回送列車が折り返して営業運転をする、比羅夫駅を6時46分発車する、キハ201系の3両編成の3925D 快速 ニセコライナーです。快速 ニセコライナーは、轟音とともに、札幌方面に出発しました。
朝食は和食で、サラダ・卵焼き・焼き魚・佃煮と、ベーコンとほうれん草の炒め物と、いくらとのりと、ごはんと味噌汁でした。
朝食後にのんびりして、9時8分発車の、下りの普通列車の、H100形デクモの、1両編成の、1931D 倶知安行きで帰りました。